避難訓練を行いました

2019.11.12

健康倶楽部 全体

研修・セミナー

複合型施設 健康倶楽部奏 では11月8日、
地震により発生した火災を想定し、避難訓練を実施致しました。

火災による死者が9割にのぼった関東大震災を始め、
阪神大震災、東日本大震災でも、地震による火災の被害は甚大でした。
津波のような警報もなく、台風のように避難指示も出ない火災では、
避難経路やタイミングを自身で判断しなければならない場面も少なくありません。
私達の判断にお客様はもちろん自分自身の生命がかかる状況の中、
避難場所や避難経路を瞬時に判断し、誘導出来るよう、
こうして年に数回行われる避難訓練は非常に重要であると感じます。

今回はボイラー室からの出火を想定しての避難となりますが、
余震が続く状況下での移動は非常に危険を伴うため、その間の安全確保が優先されます。
当日、お客様には座布団で頭部を覆って頂き、揺れが収まるのをお待ち頂きました。
火災は、発生場所や延焼等、自分自身の置かれている状況が掴みにくい災害です。
小樽消防署の担当者からも、火災を発見したら、まずはそれを周知することが重要であり、
煙の臭いに気付いた場合等は、先に消火器を持ち出火場所を確認しにいくことで迅速な初期消火に繋がり、
被害を最小に抑えられる可能性が大きいとお話を頂きました。
消火器は比較的遠くまで噴射させてることが出来るため、火元に接近せずとも消火活動が可能とのこと。
当日は消火器の使用方法等、実践を踏まえてご指導頂くことも出来ました。
また、火災時の死亡原因として多い煙の吸引による窒息死を防ぐためにも、
出火付近のドアを閉める等をし、煙の蔓延を少しでも防ぐのも大切とのことです。
今回のような訓練の機会で得た知識を元に、いざというときに最善の対処が出来るよう、皆様の安全確保に努めて参ります。

(2019年11月12日 株式会社健康倶楽部 管理部 佐々木)